SCOTLAND CLUB 通信
これからやってくる冬本番に活躍するダウンウェア。毎年いろいろブランドから販売されていますが、けして安くないですよね。
水分や湿気、身体から分泌される皮脂などがダウンに付着すると、たくさんの空気を蓄えることができなくなり、保温性が低下してきます。それを防ぐためには適切な日々のお手入れが欠かせません。
今回はそんなダウンウェアを長くご愛用いただくために、すぐにできる“スコットランド倶楽部流ダウンウェア簡単お手入れ方法”を教えます。
? 着た後は、すぐにクローゼットにしまい込まない。
ダウンが汗を吸っていることが多いので、その湿気が内側にこもったままの保管は、素材を傷めます。
また、汗の中の雑菌が繁殖してしまいますし、湿気は「カビ」の原因にもなります。
数時間ハンガーにかけて、風通しの良いところに吊るしておきましょう。
? 濡れたら拭く/汚れたら拭く
雨などに濡れたら、拭き落としてください。放っておくと水分が染みこんでしまいますので注意。
また、目で見て確認・認識できる汚れもそのままにせず、しっかり拭き取るか、汚れの種類によっては希釈した中性洗剤を濡れタオルに付けて拭くか、ひどいようなら早めにクリーニング店に相談することをおすすめします。
? 防水スプレーを、表面にサッとかける。
撥水が必要なのは、表面だけ。中のダウンが湿ってしまうほど、スプレーをしてしまうのはダメ!!
特に、市販のものによくある、「シリコン系スプレー」は、注意が必要です。
表面に膜を張るため、通気性を妨げてしまうことになります。専用のものを使いましょう。
少量でも確実に素材の撥水製をキープできる最新技術を駆使したフッ素系防水スプレーコロニルの「ナノプロスプレー」がおすすめです。
? 必要以上に、クリーニングに出さない
クリーニングによっては、質感や防寒性が多少落ちる場合もあるので、基本は「汚れないように先回りのケア」をすること。そして「日々のお手入れ」をすること。
そうすれば、クリーニングの回数を減らすことができ、結果的に、長持ちさせることができるわけです。
? 優れたクリーニング店を選ぶ
最後に、ダウンジャケットの大きな特徴は、保温性です。その保温性を保つうえで重要なのが“ふくらみ”を損なわないことです。汚れをしっかり落とし、ふくらみを復元するには、相応の手間と技術が必要です。
ダウンジャケットを家庭洗濯で済まして次のシーズンまでしまうという方法は、例えば汚れが完全に落ち切れていなければ、カビや臭いを引き起こしたり、コーティングの劣化を早める原因になります。
ダウンジャケットは品物によっては様々な加工が施されていたり、付属品がついていたりします。
そうした加工や付属品も含めて、一番良いクリーニング方法を判断出来るクリーニング師のいるお店を選びましょう。知識と経験の豊富な優れたクリーニング店を選んで利用することが、衣服を長く楽しむうえでポイントになります。
気になった方は、当店にお持ちいただければ、商品の状態を確認した後、専門のクリーニング店に依頼させていただきます。これからもいいものを長くご愛用いただければ幸いです。